柱に4寸角使用。確かな技術の高断熱・高気密で落ち着いた現代和風住宅



木曽郡木曽町 S邸

木造2階建

敷地面積 234.67u(71.0坪)

延べ床面積 182.52u(55.2坪)

1階 132.02u(39.9坪)

2階 50.50u(15.3坪)

契約 平成10年1月

竣工 平成10年12月


 長野県は木曽谷の中にある木曽町。古くからの歴史が息づくこの町の住宅地にS邸は建設されました。冬の寒さがとても厳しい木曽の気候に合わせ、暖かく暮らせるように高断熱・高気密工法を採用。さらにこの工法の省エネルギー性を活かし、少ないランニングコストで1年中気持ち良い室内を維持できる、暖房システムを導入しました。

 S邸の外観は、落ち着いた現代和風住宅。屋根は、三州陶器瓦葺きとし、外観はALC板(50mm)に吹き付けタイルで仕上げています。骨組みの材料は、当社倉庫で十分乾燥させたものを、さらに厳選して使用するのが原則。柱はすべて木曽ヒノキ4寸角を使用し、良質の構造材とプラットフォーム工法の採用で、耐震性・耐久性のある本格木造住宅に仕上げました。また座敷には、柱をはじめ、すべて木曽ヒノキ(官材)の芯去りを用いて、上質の素材で構成。特に玄関は、木曽らしさをアピールする真壁造りとし、天井に網代(サワラの手作り)を使用して伝統的な美しさを表現しています。

 間取りは、南向きにダイニングキッチン・リビング、そして座敷をプラスし、広々としたスペースを確保するレイアウトに。トイレ・洗面所・全自動ボイラー付き浴室を機能的に配置して、女性が使いやすい住み心地の良さを忠実に考えた、みんなに優しい住宅です。

    

↓LDK 畳敷きの居間は、広々として自然の光がいっぱい。
座敷の仕切りであるふすまを開ければ、16畳の大広間に。


↑座敷 エンジュの床柱、イチイの落とし掛けで仕上げた床の間。
柱はすべて木曽ヒノキの風格ある和室。



↓ダイニングキッチン ダークブラウンとホワイトで仕上
げたシンプルでモダンなインテリア。収納も豊富に。



↑玄関ホール みずめ桜の玄関框を使用した、ゆとりある玄関。収納もたっぷり。
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